Q&A【 帰 化 】
Q1. 帰化の許可をもらうのは、難しいですか?
A1. 皆様のご事情によって違いますので、正直、分かりません。
「私は来日して○○年経ち、帰化したいと思っています。帰化できるでしょうか?」とのご質問を頂きます。
統計的には、年々、許可率が低くなっている(不許可が増えている)ようです。
参考までに、近年の帰化申請の動向は、次のとおりです。
平成22年:帰化申請数13,391名のうち不許可234名
平成23年:帰化申請数11,008名のうち不許可273名
平成24年:帰化申請数9,940名のうち不許可457名
帰化の許可を得るうえで 重要 なことは次の2つです。
日本国籍を取得したい「思い」
ご家族の皆さま「全員」一緒の帰化申請
Q2. 年収は、帰化の許可に影響しますか?
A2. 普通に生活できる年収であれば、問題ありません。
Q3. 帰化許可の基準年収は、いくらですか?
A3. 基準年収は、明確にはされていません。
基準年収は、一家の大黒柱の方の年収ではなく、『世帯年収』で考えられています。
「世帯」とは、配偶者(夫・妻)やお子さん、一緒に生活しているご親族も含まれます。
次のような場合は、年収が少なくても、経済的に生活維持が可能と考えられます。
・ 年収200万円でも家計の収支に問題がない
・ 年収100万円だが、預貯金が沢山ある(または不動産を所有している)
・ 生活費を定期的・安定的に支援してくれる方がいる
Q4. 生まれたばかりの子供も、一緒に帰化申請できますか?
A4. 日本で一緒に生活している「日本人の実子」であれば、申請できます。
お子さんが「日本人の養子」の場合は、養子縁組時に未成年で、1年以上日本に生活している場合は、一緒に帰化申請できます。(「特別帰化(簡易帰化)」はこちら →)
Q5. 私は日本在住3年ですが、日本在住5年の夫と、一緒に帰化申請できますか?
A5. 「主たる申請人=夫」であれば、妻も(子供も)一緒に帰化申請できます。
「主たる申請人」とは、家計を支えている方です。(夫婦どちらでも結構です。)
帰化申請は、家族単位での申請が基本です。
全員で帰化申請する場合、「主たる申請人」が、帰化申請の居住要件5年を満たしていれば、その方の配偶者とお子さんは、一緒に帰化申請することができます。
Q6. 私は日本人と結婚して3年、日本在住1年です。帰化申請できますか?
A6. はい、帰化申請できます。
日本人の配偶者で、婚姻から3年経過し、日本での同居生活が1年以上の方は、帰化申請可能です。
Q7. 帰化の申請から許可まで、どれくらいの期間がかかりますか?
A7. 申請から、1年程度かかります。
帰化申請書が、受け付けられてからの期間です。
申請書を出す前の、法務局への事前相談や、資料の準備期間は含みません。
帰化申請の手続中に、ビザの在留期限が来てしまうと、オーバーステイになってしまいます。
在留期間更新申請を、決して忘れないよう、お気をつけて下さい!